LINE公式アカウントを運用しているけれど、「友だちはいるのに、なかなかお問い合わせにつながらない」と感じていませんか?
そんなときに見直してほしいのがリッチメニューです。
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面の下部に表示されるメニューバナーのこと。ここをタップすると、ホームページに移動したり、予約ページに飛んだり、電話をかけたりできるようになります。
このリッチメニューの設計次第で、お客さんの行動率は大きく変わるんです。
この記事では、リッチメニューの基本的な設定方法から、タップ率を上げるデザインのコツまで、わかりやすく解説していきますね。
この記事でわかること
- リッチメニューとは何か、その効果
- リッチメニューの具体的な設定手順
- タップ率を上げるデザインの5つのコツ
- 業種別のリッチメニュー構成例
- よくある質問と注意点
リッチメニューとは?なぜ重要なの?
リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面の下半分に常時表示されるバナー型のメニューです。最大6つのボタンを配置でき、それぞれに異なるアクション(URL遷移、電話発信、クーポン表示など)を設定できます。
リッチメニューが重要な3つの理由
理由1:目に入りやすい
トーク画面を開くと自動的に表示されるため、メッセージ配信と違って「読んでもらえない」リスクが低いです。友だちがトーク画面を開くたびに、あなたのサービスへの導線が見えている状態になります。
理由2:タップ率が高い
LINE公式アカウントの調査によると、リッチメニューのタップ率はテキストメッセージ内のリンクと比べて約2〜3倍高いと言われています。視覚的に訴えかけるバナーは、テキストリンクよりも圧倒的にタップされやすいんですね。
理由3:24時間365日働く営業ツール
一度設定すれば、メッセージを配信しなくても常にお客さんの目に触れます。いわば24時間働いてくれる営業マンのような存在です。
リッチメニューの設定手順
それでは、実際にリッチメニューを設定する手順を見ていきましょう。LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)から設定します。
ステップ1:管理画面にログイン
LINE Official Account Managerにアクセスし、管理するアカウントを選択します。
ステップ2:リッチメニューの作成画面を開く
左メニューの「トークルーム管理」→「リッチメニュー」を選択し、「作成」ボタンをクリックします。
ステップ3:基本設定を行う
以下の項目を設定していきます。
- タイトル:管理用の名前(お客さんには表示されません)
- 表示期間:メニューを表示する期間を設定
- メニューバーのテキスト:デフォルトは「メニュー」ですが、「タップしてメニューを開く」など案内文に変更するのがおすすめ
- メニューのデフォルト表示:「表示する」にしておくと、トーク画面を開いたときに自動で表示されます
ステップ4:テンプレートを選択する
リッチメニューのレイアウトを選びます。大きく分けて**大サイズ(6分割まで)と小サイズ(3分割まで)**があります。
おすすめは大サイズの6分割です。ボタンの数が多いほうが、さまざまな導線を設置できます。ただし、業種やサービスによっては3分割や4分割のほうがシンプルで効果的な場合もあります。
ステップ5:画像をアップロードする
リッチメニューの画像を作成してアップロードします。画像サイズは以下のとおりです。
- 大サイズ:2500px × 1686px
- 小サイズ:2500px × 843px
Canvaなどの無料デザインツールを使えば、テンプレートから簡単に作成できますよ。
ステップ6:各エリアにアクションを設定
各ボタンエリアにアクションを設定します。主なアクションは以下のとおりです。
- リンク:指定したURLを開く(予約ページ、ホームページなど)
- クーポン:作成済みのクーポンを表示する
- テキスト:設定したテキストメッセージを送信する
- ショップカード:ポイントカードを表示する
- 設定しない:タップしても何も起きない
ステップ7:保存して公開
すべての設定が完了したら「保存」をクリック。表示期間の開始日時になると、自動的にトーク画面に表示されます。
タップ率を上げるリッチメニューデザイン5つのコツ
リッチメニューは設定するだけでも効果がありますが、デザインを工夫することでタップ率を大幅にアップさせることができます。
コツ1:各ボタンの役割を一目でわかるようにする
リッチメニューのボタンには、アイコン+短いテキストの組み合わせが最も効果的です。
アイコンだけでは何のボタンかわからないし、テキストだけでは目に留まりません。たとえば「予約する」ボタンなら、カレンダーのアイコンに「予約する」というテキストを添えるイメージです。
テキストは4文字以内が理想。長すぎると読みにくくなります。
コツ2:最も押してほしいボタンを目立たせる
6つのボタンがすべて同じデザインだと、どれを押せばいいのかわからなくなります。
最も押してほしいボタン(予約やお問い合わせなど)は、色を変えたり、サイズを大きくしたりして目立たせましょう。たとえば、メインのアクションだけ背景色をアクセントカラーにするのが効果的です。
コツ3:お客さんの行動パターンを考えた配置にする
リッチメニューの6分割レイアウトの場合、左上が最もタップされやすいというデータがあります。
そのため、最も重要なアクション(予約、お問い合わせなど)は左上に配置するのがおすすめです。
一般的に効果的な配置順は以下のとおりです。
- 左上:メインのアクション(予約・お問い合わせ)
- 中上:サービス紹介・メニュー
- 右上:アクセス・地図
- 左下:クーポン・お得情報
- 中下:お客様の声・実績
- 右下:ホームページ・SNSリンク
コツ4:ブランドカラーを統一する
リッチメニューのデザインは、ホームページやSNSのブランドカラーと統一しましょう。
色の統一感があると、プロフェッショナルな印象を与えられます。逆にバラバラな色使いだと、素人っぽく見えてしまい信頼感が薄れてしまいます。
使う色は3色以内に抑えるのがポイントです。メインカラー、サブカラー、アクセントカラーの3色でまとめましょう。
コツ5:定期的にデザインを更新する
リッチメニューは一度作ったら終わりではありません。季節やキャンペーンに合わせて定期的に更新すると、新鮮さを保てます。
たとえば、夏は夏らしいデザインに、年末年始はお正月バージョンに変えるだけでも、お客さんに「しっかり運営されている」という印象を与えられます。
リッチメニューは複数作成して切り替えることもできるので、通常版とキャンペーン版の2パターンを用意しておくのもおすすめです。
業種別リッチメニュー構成例
業種によって最適なリッチメニューの構成は異なります。いくつかの業種別におすすめの構成をご紹介します。
飲食店の場合
- ネット予約
- メニュー一覧
- 本日のおすすめ
- クーポン
- アクセス(Googleマップ)
- テイクアウト注文
美容サロンの場合
- 予約する
- メニュー・料金
- ビフォーアフター
- クーポン
- お客様の声
- アクセス
整体院・治療院の場合
- 予約・お問い合わせ
- 施術メニュー
- 症状別ページ
- 初めての方へ
- お客様の声
- アクセス
ECショップの場合
- 新商品を見る
- 人気ランキング
- セール情報
- ショップカード
- よくある質問
- お問い合わせ
よくある質問と注意点
Q:リッチメニューの画像は自分で作れる?
はい、Canvaを使えば初心者でも簡単に作成できます。「LINE リッチメニュー」で検索すると、テンプレートがたくさん見つかりますよ。もちろん、デザインにこだわりたい場合はプロに依頼するのもおすすめです。
Q:リッチメニューは無料で使える?
LINE公式アカウントのリッチメニュー機能自体は無料プラン(コミュニケーションプラン)でも利用可能です。追加費用なしで使えるので、ぜひ活用しましょう。
Q:リッチメニューを非表示にすることはできる?
はい、表示期間を設定することで、特定の期間だけ表示させたり、非表示にしたりすることができます。また、メニューバーの「メニュー」テキストをタップすることで、お客さん自身が開閉を切り替えることもできます。
Q:タブ切り替えのリッチメニューは作れる?
LINE公式アカウントの標準機能では、タブ切り替え型のリッチメニューは作成できません。ただし、Lステップなどの外部ツールを使えば実現可能です。より高度な機能が必要な場合は、こうしたツールの導入を検討してみてください。
注意点:画像の解像度に気をつける
リッチメニューの画像がぼやけていると、一気にプロ感が失われます。推奨サイズ(大サイズ:2500px × 1686px)で作成し、JPEG画像の場合は圧縮率に注意してください。PNG形式のほうがくっきりとした仕上がりになりますが、ファイルサイズが大きくなるので、適度に最適化しましょう。
まとめ
LINE公式アカウントのリッチメニューは、設定するだけでお客さんの行動率を大きく上げられる強力なツールです。
今回のポイントをおさらいしましょう。
- リッチメニューは24時間働く営業ツール。まだ設定していないなら今すぐ設定を
- 各ボタンはアイコン+短いテキストで、一目で役割がわかるようにする
- 最も押してほしいボタンは左上に配置し、色やサイズで目立たせる
- ブランドカラーを統一して、プロフェッショナルな印象を与える
- 季節やキャンペーンに合わせて定期的に更新する
リッチメニューの有無で、LINE公式アカウントの活用度はまったく変わってきます。まだ設定していない方は、ぜひこの記事を参考に作ってみてくださいね。
Sane Designでは、リッチメニューのデザイン制作やLINE公式アカウントの運用サポートも行っています。「自分で作るのは難しそう…」と思ったら、お気軽にご相談ください。