ギフト対応がECの売上を伸ばす理由とは?
ECサイトの売上を伸ばしたいと考えたとき、多くの方はSEO対策や広告出稿を思い浮かべるでしょう。しかし、意外と見落とされがちな施策のひとつがギフト対応・ラッピングサービスの導入です。
日本ではお中元・お歳暮・誕生日・母の日・クリスマスなど、ギフトを贈る文化が根付いています。ネットショッピングの普及により、「ギフトもオンラインで購入・配送まで済ませたい」というニーズは年々高まっています。
ギフト対応を整えることで得られるメリットは大きく3つあります。
まず、客単価の向上です。ギフト購入では自分用の購入よりも高価な商品が選ばれやすく、さらにラッピング料金やメッセージカード代が加算されることで客単価が上がります。
次に、新規顧客の獲得です。ギフトとして受け取った相手が商品を気に入れば、自分でも購入するようになる可能性があります。つまりギフトは、あなたのショップの商品サンプルとしても機能するのです。
そして、季節ごとの売上の安定化です。ギフト需要は年間を通じて複数のピークがあるため、季節セール戦略と組み合わせることで、売上の波を平準化できます。
ギフト対応で用意すべきサービス一覧
ギフト対応と一口に言っても、さまざまなサービスが含まれます。すべてを一度に導入する必要はありませんが、以下の項目を参考に、できるところから始めましょう。
ラッピングサービス
もっとも基本的なギフト対応です。無料ラッピングと有料ラッピングの2段階を用意すると、お客さんの選択肢が広がります。無料のシンプルな袋包装と、有料の箱入りリボン付きといった差別化が効果的です。
ラッピングの種類が多すぎると管理が大変になるので、最初は2〜3種類程度に絞ることをおすすめします。
のし・メッセージカード
日本のギフト文化では欠かせないのが「のし」の対応です。お中元・お歳暮・内祝い・お祝い・お見舞いなど、用途に応じたのし紙を用意しましょう。
メッセージカードは、テンプレートから選べる方式と自由記入ができる方式の両方を用意すると親切です。手書き風のフォントを使えば、温かみのある印象を与えられます。
紙袋・手提げ袋
実店舗でも欲しいと言われることが多いアイテムです。ギフトを直接手渡しする場合に必要になるため、オプションとして用意しておくと喜ばれます。
配送先の指定(ギフト配送)
購入者の住所とは異なる住所に配送できる機能は、ギフト対応の基本です。その際、納品書に金額を記載しない「金額非表示」の設定ができるようにしておくことが重要です。
ギフト対応を導入する具体的な手順
ステップ1: 需要の調査と商品の選定
まずは、あなたのショップの商品がギフトとして需要があるかを確認しましょう。過去の注文データを見て、「プレゼント用」「ギフト」といったキーワードが備考欄に書かれていないか、贈答シーズンに注文が増えているかをチェックします。
すべての商品をギフト対応する必要はありません。ギフトに向いている商品(見た目が良い、パッケージが映える、定番人気商品など)をまず選定しましょう。
ステップ2: ラッピング資材の準備
ギフトボックス、リボン、包装紙、のし紙、メッセージカードなどの資材を調達します。コストを抑えたい場合は、包装資材の専門サイトで小ロットから注文できるサービスを利用しましょう。
ブランドイメージに合った資材を選ぶことが大切です。ロゴ入りのオリジナル包装紙やシールを用意できれば、ブランディング効果も期待できます。
ステップ3: ECサイトへの実装
Shopify・BASE・STORESなどの主要ECプラットフォームでは、ギフトラッピングのオプション機能がプラグインやアプリとして提供されています。
設定するポイントは以下のとおりです。
商品ページやカートページにギフトオプションの選択肢を表示しましょう。ラッピングの種類を画像付きで見せると選びやすくなります。のし・メッセージカードの入力フォームも用意します。配送先を購入者以外にも指定できる設定を忘れずに行いましょう。
ステップ4: 作業フローの整備
注文が入ったときの梱包作業フローを事前に決めておきましょう。通常注文とギフト注文を区別するタグ付けの仕組み、ラッピング作業の手順書、金額非表示の納品書テンプレートなどを準備しておくと、ミスなくスムーズに対応できます。
ギフト対応で売上を最大化するためのコツ
ギフト特集ページを作る
シーズンごとに「母の日ギフト特集」「クリスマスプレゼント特集」のような特集ページを用意しましょう。ギフト目的で訪れたお客さんが商品を選びやすくなるだけでなく、「母の日 ギフト ○○」といった検索キーワードでの流入も期待できます。
予算別・相手別で商品を整理する
「3,000円以内のギフト」「男性向けプレゼント」「お世話になった方へ」など、予算別や贈る相手別にカテゴリを分けておくと、ギフト選びに悩むお客さんの背中を押せます。
SNSでギフトシーンを発信する
ラッピングした商品の写真や、実際にギフトとして届いた様子の写真をSNSで発信しましょう。Instagramショッピングと組み合わせれば、SNSから直接購入につなげることも可能です。
レビューでギフト体験を共有してもらう
ギフトで購入したお客さんや、受け取った方からの感想レビューは、他の購入検討者にとって非常に参考になります。「ギフトとしていかがでしたか?」といったレビュー依頼メールを送ることも効果的です。
まとめ
ギフト対応・ラッピングサービスは、ECサイトの売上を伸ばすための「隠れた施策」です。客単価の向上、新規顧客の獲得、そして季節ごとの売上安定化という3つのメリットがあります。
導入は一気にすべてを揃える必要はなく、まずはシンプルなラッピングオプションとギフト配送機能から始めて、お客さんの反応を見ながら徐々にサービスを拡充していくのがおすすめです。
ギフト対応の導入やECサイトの改善でお困りのことがあれば、Sane Designにお気軽にご相談ください。あなたのショップに最適なギフト戦略をご提案いたします。