「ホームページを作ったけど、ちゃんと見られているのかな?」
そんな疑問を解決してくれるのが**Google Analytics(グーグルアナリティクス)**です。
Google Analyticsは、ホームページに誰が・いつ・どこから・どのページを見ているかがわかる無料ツール。でも、画面を開いてみると数字やグラフがたくさんあって、「何を見ればいいの?」と迷ってしまいますよね。
この記事では、初心者の方がまず押さえるべきGoogle Analyticsの見方を、ポイントを絞ってわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- Google Analyticsで何がわかるのか
- 初心者が見るべき5つの基本指標
- 各レポートの見方と活用法
- データからホームページを改善するヒント
Google Analyticsとは?
Google Analytics(通称:GA、ジーエー)は、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。現在の最新バージョンは「GA4(Google Analytics 4)」と呼ばれています。
ホームページに専用のコード(タグ)を設置するだけで、以下のようなデータを自動で収集してくれます。
- 何人がサイトに訪れたか
- どのページがよく見られているか
- お客さんはどこから来たか(検索?SNS?)
- スマホとパソコン、どちらで見ているか
- サイト内でどんな行動をしたか
つまり、ホームページの通信簿のようなものですね。
前回紹介したGoogle Search Consoleが「検索結果での表示状況」を見るツールだとすると、Google Analyticsは「サイトに来てからの行動」を見るツールです。この2つを組み合わせることで、集客から成果までの全体像が見えてきます。
初心者が見るべき5つの基本指標
Google Analyticsには膨大なデータがありますが、初心者がまず押さえるべき指標は5つです。
指標1:ユーザー数
ユーザー数は、一定期間内にサイトを訪れた人の数です。
同じ人が何回来ても「1ユーザー」としてカウントされるので、純粋にどれくらいの人がサイトを見ているかがわかります。
GA4のホーム画面を開くと、まず目に入る数字の一つです。「過去7日間」「過去28日間」など期間を切り替えて、ユーザー数の推移を確認しましょう。
ユーザー数が増えていれば、集客施策がうまくいっている証拠です。逆に減っている場合は、何か原因がないか調べてみましょう。
指標2:セッション数
セッション数は、サイトへの訪問回数です。
ユーザー数との違いは、同じ人が2回来たら「2セッション」としてカウントされる点です。
例えば、1人のお客さんが朝と夜にサイトを見たら、ユーザー数は1、セッション数は2になります。
セッション数÷ユーザー数で「一人あたりの訪問回数」がわかります。この数字が高いほど、リピーターが多いということですね。
指標3:ページビュー数(表示回数)
ページビュー数は、ページが表示された合計回数です。GA4では「表示回数」と表記されています。
1人のユーザーが3ページ見たら、ページビュー数は3です。
この数字が多いほど、サイト内をたくさん見てもらえているということになります。サイト全体のページビュー数はもちろん、「どのページが一番見られているか」をチェックすることが重要です。
指標4:平均エンゲージメント時間
平均エンゲージメント時間は、ユーザーがサイトに滞在してアクティブに閲覧していた平均時間です。
以前のGoogleアナリティクスでは「平均滞在時間」と呼ばれていたものに近い指標です。
この時間が長いほど、コンテンツがしっかり読まれているということ。逆に極端に短い場合は、ページの内容がユーザーの期待に合っていない可能性があります。
指標5:コンバージョン(キーイベント)
コンバージョンは、サイトでの目標達成のことです。GA4では「キーイベント」とも呼ばれます。
例えば、以下のような行動をコンバージョンとして設定できます。
- お問い合わせフォームの送信
- 電話ボタンのタップ
- 資料のダウンロード
- 特定のページの閲覧
コンバージョンは自分で設定する必要がありますが、これを設定しておくと「ホームページからどれだけ成果が出ているか」が数字でわかるようになります。
レポート画面の見方
GA4の主なレポート画面と、それぞれで何がわかるかを説明します。
リアルタイムレポート
今まさにサイトを見ている人の情報がリアルタイムで表示されます。
「今何人見ているか」「どのページを見ているか」がわかるので、ブログ記事を公開した直後や、SNSで投稿した後のアクセス状況を確認するのに便利です。
日常的にチェックする必要はありませんが、施策の効果をすぐに確認したいときに使いましょう。
ユーザー属性レポート
サイト訪問者の年齢・性別・地域・言語・デバイスなどの属性がわかります。
特に確認してほしいのは以下の2つです。
- 地域:地域密着ビジネスの場合、ターゲットエリアからのアクセスがあるか確認
- デバイス:スマホとパソコンの比率を確認し、多い方のデザインを優先的に最適化
「自分のお客さんだと思っている層」と「実際にサイトに来ている層」にズレがないか、定期的にチェックしましょう。
集客レポート
ユーザーがどこからサイトに来たかがわかるレポートです。
主なチャネル(流入元)は以下の通りです。
- Organic Search:Google検索など検索エンジンからの流入
- Direct:URLの直接入力やブックマークからの流入
- Social:SNSからの流入
- Referral:他のサイトからのリンク経由の流入
この中で一番多いチャネルがわかれば、「うちのサイトはSNS経由のお客さんが多いんだな」「検索からの流入を増やさないと」など、集客施策の方向性が見えてきます。
エンゲージメントレポート
ユーザーがサイト内でどんな行動をしたかがわかります。
特に「ページとスクリーン」というレポートでは、各ページごとの表示回数やエンゲージメント時間を確認できます。
よく見られているページと、あまり見られていないページを比較して、人気ページの要素を他のページにも取り入れることで、サイト全体のパフォーマンスを改善できます。
データから改善につなげるヒント
データを見るだけでなく、実際の改善に活かすことが大切です。よくあるパターンと改善のヒントを紹介します。
アクセスはあるのに問い合わせが来ない
ユーザー数はそこそこあるのにコンバージョンが少ない場合、お問い合わせフォームの場所がわかりにくかったり、フォームの入力項目が多すぎたりする可能性があります。フォームの位置や内容を見直してみましょう。
特定のページだけ滞在時間が短い
ほとんどのページは読まれているのに、特定のページだけ滞在時間が極端に短い場合は、そのページの内容を見直しましょう。タイトルと内容にギャップがあったり、読みにくい構成になっていたりするかもしれません。
スマホユーザーの離脱率が高い
パソコンでは問題ないのに、スマホからの訪問者がすぐに離脱している場合は、スマホでの表示に問題がある可能性があります。実際にスマホでサイトを確認して、文字サイズやボタンの大きさ、表示速度をチェックしましょう。
検索からの流入が少ない
集客レポートでOrganic Searchの割合が低い場合は、SEO対策が不十分かもしれません。ブログ記事を追加したり、各ページのタイトルタグやメタディスクリプションを見直したりしましょう。
まとめ
Google Analyticsは、ホームページの状況を「数字」で把握できる強力な無料ツールです。
最初からすべてのデータを理解しようとする必要はありません。まずはユーザー数、ページビュー数、集客チャネルの3つだけでも定期的にチェックする習慣をつけましょう。
大切なのは、データを見て終わりにしないことです。「この数字を改善するにはどうすればいいか?」と考えて、小さな改善を積み重ねていくことで、ホームページの成果は確実に上がっていきます。
月に1回、15分でいいのでGoogle Analyticsを開いてデータを確認する。それだけで、ホームページに対する意識が変わりますよ。
Sane Designでは、Google Analyticsの設定からデータの見方、改善提案まで幅広くサポートしています。「数字が苦手で…」という方も安心してご相談ください。